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成人式振袖・卒業式袴選びのお役立ちコラム

コラム2022/08/01

袴を着る時の下着はどうすれば良い?普段の下着を代用する際の注意点や防寒対策を解説

袴を着る場合、どのような下着を身に着ければいいのでしょうか。一般的には袴を着る機会は多くないため、専用の下着を用意するのを躊躇う人もいるかもしれません。今回は袴用の下着の基礎知識と、普段の下着を使う場合に気を付けることをご紹介します。

袴を着る際に着用する下着って?

「着物や袴の下には下着を着けない」と言われることもありますが、実際は、基本的に下記のようなアイテムを身に着けます。

和装用ブラ

袴や着物などの和服の場合は、仕上がりが寸胴体型になるほうが着崩れしにくく、シルエットもきれいになります。補正力の高いブラジャーを着用すると、胸や腰にメリハリが出すぎて和服の縦長のシルエットに合いません。

加えて、帯を締めるとワイヤーがアンダーバストに食い込んで痛くなってしまうことがあります。「着物や袴の際には下着を着けない」と言われている理由には、このようにワイヤー入りのブラジャーと和服の相性が良くないという点が挙げられます。

専用の「和装用ブラジャー」はワイヤーがないだけでなく、肩のストラップも太めになっていて食い込みやズレも防ぐため、着用することで和装の着心地が良くなります。豊かな胸をおさえる役割もあるので、袴スタイルのシルエットを美しくする効果も期待できるでしょう。

ブラジャーがなくても袴スタイルの着付けはできますが、心許ないという人は和装用ブラの着用を検討してみてください。

肌襦袢

「肌襦袢」とは、和服の時に着る肌着のことです。素肌の上、または和装ブラの上に身に着けます。着物や袴は気軽に洗うことができないため、肌襦袢は汗や皮脂を吸い取る役割として着用されることが多いです。このことから、吸湿性が良くベタつきにくい綿ガーゼのタイプの素材が人気です。

肌襦袢には、上半身だけのタイプや下記の裾よけと一体型になったワンピースタイプがあります。加えて、和装用ブラと一体になったスリップドレスタイプも便利です。

裾よけ

腰から下に身に着ける下着を「裾よけ」と言い、肌襦袢の一種として扱われます。前述したように、上半身の肌襦袢と一体になったワンピースタイプを着用する場合には、裾よけは必要ありません。

和装用ストッキング

袴に限らず、和服では手首や足首まわりが空いているため、冷気で寒くなりがちです。卒業式や成人式などの寒い時期に袴を着るなら、「和装用ストッキング」で防寒することも検討してみてください。

和装用ストッキングは、一般的なストッキングのように爪先まで覆う靴下状になっているものではありません。膝下から足首までを覆うタイプや、足先が足袋のように分かれているタイプなど、和服に合わせやすいような形状になっています。股の部分が空いているガードルタイプは、お手洗いの際にストッキングを下ろさずに済むので、着慣れない袴の際におすすめです。

普段の下着を代用する場合はどうすればいい?


和装用の下着があるとはいえ、「あまり着る機会のない袴のために全てを用意するのはもったいない」と考える人もいるでしょう。基本的には袖口やうなじから見えない範囲であれば、普段使いの下着を身に着けても構いません。

普段身に着けている下着を代用する場合、どのような点をチェックしておけば袴スタイルを快適に美しく着こなすことができるのでしょうか。ここでは、下着の種類ごとに気を付けるポイントをご紹介します。

スポーツブラ

前述したように、ワイヤータイプのブラジャーは痛みや着崩れのもととなるため避けたほうが良いですが、ワイヤーやホックのない「スポーツブラ」は和装用ブラの代用としておすすめです。

スポーツブラの中には一般的な肩ストラップではなく、肩甲骨の間に生地がくるスタイルのものもあります。着物のうなじは大きく開いているので、そこからスポーツブラの生地が見えてしまわないどうかをチェックしておきましょう。

ブラトップ

キャミソールや薄手のシャツにソフトカップが付いている「ブラトップ」も、和装用ブラの代用として使えます。しかしノンワイヤーでもパットが厚めで補正力のあるものは、着崩れのもとになるので避けましょう。

襟ぐりが大きく開いていて袖が五分丈程度のものなら外から見える心配はなく、保温効果のあるブラトップなら寒い季節の防寒にもなります。腰から下には裾よけを合わせて着用してください。

肌着スリップ

ワンピース型の肌襦袢の代わりには、「肌着スリップ」が活躍します。卒業式などの式典会場では汗ばむこともあるので、汗や汚れを吸い取りやすい生地を選ぶと良いでしょう。肩が露出するストラップタイプを着る場合は、汗や皮脂汚れを防ぐためにも上半身に肌襦袢を羽織ってください。

タイツ類

袴は行灯型(あんどんがた)と呼ばれるロングスカート、または馬上袴というキュロットスカートのような形状なので、卒業式などの寒い季節には足元から冷えを感じることも少なくありません。

防寒としてタイツやスパッツ、レギンスといった下半身用インナーをはく場合は、組み合わせに気を付けましょう。

草履をはく人におすすめなのは、短めのレギンスです。足先まであるタイツでは足袋がはきにくくなる上に、袴の裾からタイツの色がのぞいてしまいます。さらに、膝上までのスパッツでは冷え対策として不十分です。ふくらはぎまで覆うタイプの短めのレギンスなら足元から生地が見えにくいので、歩く際にも見た目を気にすることなく防寒できます。

袴にブーツを合わせる人であれば、足先までのタイツでも違和感はありませんが、袴の裾から見えてしまうこともあるため色の組み合わせを意識して選んでください。

さらにタイツ類の場合、股上が深すぎるとその上に袴の帯を巻くことになるので、お手洗いの際に不便です。股上は少し浅めのものを選び、帯を締める際には注意しておきましょう。

ショーツ

かつては、裾よけの下にショーツを身に着けることはありませんでした。とはいえ、現代の生活でショーツをはかずに服を着ることに抵抗がある人も多いでしょう。

袴の下に身に着けるショーツは、和装用ブラ同様に締め付け感のないものにしてください。ガードルのような補正力のあるものは、袴の帯の締め付けと影響しあって苦しくなってしまうことがあるからです。ショーツの場合も、お手洗いの時のことを考えて股上が深すぎるものよりも浅めのものをチョイスしましょう。

袴を着る際の防寒対策

特に卒業式や成人式は基本的に寒い時期に行われるため、前述のとおり下着で防寒することは、袴スタイルを快適に楽しむための重要なポイントになります。

しかし、卒業式などで多くの人が一堂に集まる場合、寒い季節にも関わらず人の熱気で汗をかくことも考えられます。汗をかいてから外気に触れると「汗冷え」により体温を奪われ、より寒さを感じることになります。発熱効果のある機能性下着や服に貼るタイプのカイロなどを使用する場合、のぼせてしまう恐れがあるので要注意です。

特に上半身の肌着は途中で脱ぐことができないので、防寒を行う際は「過剰にならないこと」を心がけておきましょう。

まとめ


袴は滅多に着る機会のない晴れの衣装です。数少ない機会のためだけに専用の下着を用意することを躊躇う気持ちもあるかもしれませんが、美しいシルエットで快適に過ごすためのアイテムは用意しておくと安心でしょう。

振袖&袴レンタルショップ・スタジオのTAKAZENでは、袴スタイルを楽しんでいただけるよう、販売スタッフがプロの目線で下着選びや代用のコツといったリアルなアドバイスを行っています。袴の下着選びに悩んだら、ぜひご相談ください。

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