
COLUMN
成人式振袖・卒業式袴選びのお役立ちコラム
コラム2022/06/06
振袖コーディネートの基本とは?具体的な決め方とコツを紹介
振袖の着付けにはたくさんのアイテムがあるので、一つひとつをどのように選べば良いか迷いますよね。しかし場当たり的に選んでいると、トータルのコーディネートがちぐはぐになることがあります。理想の振袖姿になるにはどうすればいいのか、基本のHowToをご紹介します。
振袖コーディネートの基本
振袖コーディネートの基本として、まずは自分に似合う色を選ぶことが大切です。
自分に似合う色がわからないときは、「パーソナルカラー」という考えを参考に色選びをすることで顔色が良く見えるなどのメリットがあります。インターネットなどで簡単に診断できるので、一度確認してみると良いでしょう。
加えて、自分の体型に合った振袖を選ぶことも重要です。身長が低い方は柄が小さい振袖を、身長が高い方は柄が大きい振袖を着るとバランス良く見せることができます。
ちょっとしたことを意識するだけでスタイル良く着こなすことができるので、ぜひ参考にしてみてください。
振袖コーディネートの決め方とコツ
振袖を着る際は、帯や半襟、バッグや草履など、たくさんの和装小物を選ぶ必要があります。日々の洋服選びとは違って、どのようにコーディネートを決めていけば良いのか迷う方も多いでしょう。
ここでは、どんなステップで振袖のアイテムを選んでいけば良いのか、順を追ったHowTo形式で解説していきます。
1.なりたいイメージを固める
まずは、「どんなイメージの振袖姿になりたいのか」を思い描くことからはじめましょう。
かつては古典柄の赤い振袖などが一般的な成人式スタイルとして人気を集めていましたが、今ではクールな印象のジャパニーズヴィンテージやラグジュアリーなモード系、リボンやレースを用いた洋装風など、振袖スタイルの選択肢の幅が広がってきました。
それに伴い、和装小物の種類もよりバリエーションが増えています。そのため、一つひとつのアイテムを場当たり的に選んでいると、いざ着付けをしたときにちぐはぐな印象になる可能性があります。
まずはどんなイメージになりたいか、しっかりと想像するという最初のステップが肝心です。
2.振袖を決める
なりたいイメージが決まったら、それに合う振袖を選びましょう。
振袖は通常の着物よりも面積が広いので、色や柄などで印象が大きく変わります。もし、上記のなりたいイメージがうまく決められない場合は、気に入った振袖のデザインを起点にしてイメージを固めるのもおすすめです。
3.顔周りを決める
顔周りの和装小物といえば、長襦袢(ながじゅばん)に付ける半襟や華やかさをプラスする重ね襟があります。着物姿ではネックレスなどのアクセサリーを着けないのがセオリーなので、顔周りのアイテム選びも重要です。
白の半襟はオーソドックスでスッキリした印象になり、刺繍や柄のあるものならコーディネートのアクセントになります。重ね襟もたくさんのデザインがあり、リボンやレースなどを取り入れると一気に洋風になります。
4.帯周りを決める
次は、帯周りです。体の中心である帯も面積が大きいので、振袖との相性を大切にしましょう。
帯周りの小物には、帯の上部を飾る帯揚げや、帯の中央を縛る帯締め、帯締めのアクセントになる帯留めなどがあります。帯や帯締めの結び方でもイメージは変えられるので、販売員や着付けの担当者に相談してみると良いでしょう。
5.草履とバッグを決める
草履とバッグも存在感のあるアイテムです。
金糸やエナメルなど、晴れの日に持つアイテムとして相応しいデザインのマナーがありますが、成人式ではある程度自由さが許容される傾向にあります。
例えば、西洋の文化が浸透しつつあった大正時代の雰囲気を感じる「レトロモダン柄」なら、洋装のバッグやブーツを選ぶという選択肢もあります。
振袖以外の着物にも使用することを考えて、あえてシンプルなデザインを選んでも良いでしょう。
6.ヘアスタイルやネイルを決める
振袖や和装小物を選んだ後は、ヘアスタイルやネイルのイメージも考えておきましょう。
髪型はアップスタイルが一般的ですが、髪を下ろすダウンスタイルも人気があります。たとえ髪が短くても、髪飾りでなりたいイメージを演出することも可能です。
加えて、ネイルも意外と目立つポイントです。振袖の柄や雰囲気に合わせたネイルにするなど、指先までこだわることで全体の完成度を高められるでしょう。
7.長襦袢や足袋なども忘れずに
長襦袢や足袋といったアンダーウエアを選ぶことも忘れないようにしましょう。
長襦袢は外から見えることはありませんが、足袋は意外と目につきます。総柄やワンポイントの刺繍、レースや別珍などさまざまな素材・デザインがあるので、ぜひ足元にまでこだわって選んでみてください。
スタイル別の振袖コーディネート
「なりたい振袖スタイル」にはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは、振袖&袴レンタルショップ・スタジオのTAKAZENのウェブサイトから代表的なスタイルを解説していきます。
古典スタイル

成人式の振袖では、やはり伝統的な和服姿を楽しめる「古典スタイル」が人気です。中でも赤い振袖は一番人気で、メーカー各社から毎年たくさんの新作デザインが発表されています。そのためデザインが豊富で選択肢が多く、他の人と被りにくいのもポイントです。
赤い振袖なら芯の強い大和撫子風に、白や淡いピンクなどの柔らかい色合いの振袖なら清楚でおしとやかな印象を演出することができます。
くすみカラースタイル
くすみカラースタイルは、今期大注目のトレンドスタイルです。ダスティーピンクやミスティーピンクなど、大人かわいいニュアンスカラーをベースの色とすることで、今どきのコーディネートに仕上げられます。
大きなバラをあしらったものから無地のものまでデザインはさまざまで、他の人と被りにくいのもポイントです。
ヘアアクセとして花を散りばめたり、ファーのついた手袋をつけたりと、小物を工夫することでさらに個性的な着こなしも実現できるでしょう。
プレミアム古典スタイル
TAKAZENでは、古典スタイルの中でも、日本の伝統技法で実現した古典スタイルを「プレミアム古典スタイル」と位置付けています。
手描きの友禅や総絞り、金彩や刺繍などの技術が尽くされた最高級の振袖は、成人を祝う日にぴったりです。レンタルで晴れの日を過ごすのも良し、購入して姉妹で受け継ぐのも良し、いずれにしてもプレミアムな振袖姿を楽しめるでしょう。
ヴィンテージスタイル
個性派な人におすすめしたいのが「ヴィンテージスタイル」です。モノトーンや深いレッド、辛子色などのクールな配色や、大きな花柄、リボンやレース遣いといった特徴があります。
このスタイルではゴシックな雰囲気を楽しむことができます。ヘアスタイルは、ハーフアップやダウンスタイル、ぱっつん前髪などが似合い、他の人と被りにくいのもポイントです。
レトロスタイル
「レトロスタイル」は、明治・大正の雰囲気を表現できるスタイルです。大きな椿柄や大きなドット、太い縦ストライプなどが代表的なレトロスタイルの柄として挙げられます。
底の高い草履やブーツ、総柄の手袋や足袋、帽子といった小物を合わせると、より完成度を上げられるでしょう。
モード系スタイル
大人っぽいラグジュアリー感がお好みなら、「モード系スタイル」がぴったりでしょう。金糸や光沢のあるカラーの刺繍を施し、花などの柄を繊細に描き込んだテイストが特徴です。
リッチなデザインの振袖になるので、ヘアスタイルもゴージャスな巻き髪や大ぶりの髪飾りなど、振袖に負けないボリューム感にするのがおすすめです。これによりグラマラスな印象を与えることができます。
シンプルスタイル
振袖に柄のないスッキリとした「シンプルスタイル」も近年人気のスタイルです。着物と帯の色を揃えてワントーンコーデを楽しむ場合は、重ね襟や帯締めなどの見える面積が少ないアイテムに差し色を入れると、全体の印象が引き締まりバランスがとりやすいでしょう。
シンプルなコーディネートだけに、小物やネイル、ヘアメイクまでこだわるほど、着こなしの完成度が上がります。
洋風ミックススタイル
大ぶりなリボンやレース、コサージュ、帽子やブーツといった洋風のファッションアイテムを取り入れた「洋風ミックススタイル」は、“ハタチの今の気分”を表現できるスタイルです。
TAKAZENのWebサイトでは、くすみカラーや透け感のあるリボンなど、これまでの振袖の概念を払拭するような新鮮なコーディネートをチェックすることができます。
まとめ
成人式の振袖のコーディネートは、なりたいイメージや好きなカラーなどが決まっていても、どのように組み合わせれば良いか悩む方はたくさんいます。
小物などがすべてセットになってレンタル・販売しているものもありますが、より自分らしいコーディネートを追求したい方は、店舗スタッフがお客様に寄り添って一緒に考えてくれるようなお店を選ぶのも大事です。
せっかくの成人式の振袖なので、プロに相談しながら自分にぴったりのコーディネートを見つけてくださいね。
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