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成人式振袖・卒業式袴選びのお役立ちコラム

コラム2024/03/04

振袖ってどんなものを用意すればいい?必要なものリストをご紹介

振袖を着る時には、たくさんのアイテムが必要です。洋服の場合と比べて、数の多さに驚く人も多いでしょう。せっかくの晴れの日にアイテムが足りずに慌てることがないように、事前に確認しておくと安心です。
今回はアイテムに不足がないかチェックするために利用できるような必要なものリストと、準備のポイントをご紹介します。

着姿パーツ

「着姿パーツ」とは、着物を身につけた時に表面に見えるアイテムです。
振袖や帯などの着姿パーツによって全体の印象が決まるので、各アイテムのデザインの組み合わせで生まれるコーディネートを楽しんでみてください。

1.振袖

コーディネートの主役となるのが「振袖」です。未婚女性の正装として、振袖は古くから親しまれてきました。袖の長さによって「大振袖」「中振袖」「小振袖」という種類があり、最も格式の高いものが大振袖です。一般的に成人式の晴れ着には中振袖を選びます。

2.長襦袢(ながじゅばん)

「長襦袢」は振袖の下に着用して汚れを防ぐアイテムです。振袖との馴染みをよくして着崩れを防ぐ役割があります。袖口や袂(たもと)などから少しだけ見えることもあるので、振袖との色の組み合わせも意識してみてください。

3.半襟(はんえり)

長襦袢の襟に縫い付けて首元の汗や皮脂汚れを防ぐのが「半襟」です。一般的には白い無地ですが、ちりめん生地や刺繍が施されたもの、色物など、さまざまな種類があります。正面からは数ミリ幅しか見えませんが、顔まわりを飾るアイテムとしておしゃれを演出することができます。

4.重襟(かさねえり)または伊達襟(だてえり)

半襟の上に重ねる「重襟」は、着物を重ねて着ているように見せて重厚感を演出するアイテムで、「伊達襟」とも呼ばれるものです。「喜びを幾重にも重ねる」という願いを込めた縁起物でもあります。さまざまな色柄や素材のものがあり、レースやフリルを使ったモダンなデザインも人気です。

5.袋帯

着物用の帯にはいくつかの種類がありますが、成人式の振袖といった礼装には一般的に「袋帯」を用います。袋帯は、晴れの日に似合う二重太鼓や変わり結びなどができるよう長めに作られています。金糸や銀糸の刺繍が施された華やかなデザインが王道です。

6.帯締め・帯留め

袋帯の型崩れを防ぐ紐飾りを「帯締め」と呼び、帯締めの中央にはブローチのような「帯留め」を飾ります。ファッションアイテムとしての意味合いもあり、帯締めや帯留め選びにこだわれば自分らしい着こなしを表現することができるでしょう。

7.帯揚げ

「帯揚げ」は、帯の上部分をふんわりと結ぶアイテムです。振袖と帯の間にできる隙間を埋めるだけでなく、帯の形を支えて下がらないようにする役割もあります。鹿の子絞りやちりめん生地などの伝統的な素材の他、レースやフリルなどがあしらわれたデザインもあります。

8.草履またはブーツ

振袖の履物には「草履」を合わせます。フォーマルな振袖には、台が3段や4段重ねになっている高さのあるデザインが似合います。素材としては、光沢のある生地やエナメル質のものが選ばれます。
振袖の着こなしは近年自由度が高まっているため、オーソドックスな草履以外も人気です。他の人と差をつけたいなら、ブーツやパンプスを合わせる洋風コーディネートも検討してみましょう。

9.バッグ

草履や全体の雰囲気と合うように、エナメルやサテンなど光沢感のある生地の「バッグ」を選ぶとよいでしょう。振袖スタイルには持ち手が短めで小ぶりなハンドバッグが品よくまとまります。
こなれ感のある着こなしを目指すなら、持ち手のないクラッチバッグを選んでみるのがおすすめです。

10.髪飾り

顔まわりを飾る「髪飾り」も、自分らしさを表現できるアイテムです。つまみ細工やかんざしは古風な装いの代表格だといえます。近年のトレンドとしては、タイトにまとめたヘアに金箔を施すヘアアレンジや、大正ロマンの雰囲気あふれるハット、ガーリーなリボンなどが人気です。

着付け用の小物


和装では、他にもさまざまなアイテムが必要になります。ここでは、着付けに必要な小物をご紹介します。

1.肌襦袢(はだじゅばん)、インナー(着物スリップ・和装ブラなど)

和装の際に長襦袢の下につける肌着を「肌襦袢」といいます。上下が分かれているものや、上下がつながったものなどがあり、中には洋服の肌着のようなワンピース型の「着物スリップ」もあります。サイズが合わないものは着崩れの原因となるので、自分の体型に合うサイズを選びましょう。
他には、和装ブラも便利です。ワイヤーが入ったブラジャーは帯などの締め付けで苦しくなってしまう恐れがありますが、ワイヤーなしの和装ブラなら辛くなりにくいです。

2.襟芯(えりしん)

長襦袢の襟部分に入れる「襟芯」は、襟を美しく立たせるためのアイテムです。プラスチック製のものが一般的です。

3.腰紐(こしひも)

「腰紐」は振袖や長襦袢の着崩れを防ぐためのものです。
基本の着付けには5〜6本使用しますが、胸元に結んで襟を押さえるためや、長襦袢のサイズ調整、帯を作る際の仮留めなどに使うこともあり、着付け方によって必要な本数が変わることがあります。

4.コーリンベルト(着付けベルト)

ゴム紐の両側にクリップがついているアイテムが「コーリンベルト」です。着崩れを防ぐために、振袖や長襦袢に使用します。あくまで便利アイテムなので必須ではありませんが、着付け初心者の人にとっては持っていると安心です。

5.伊達締め(だてじめ)

「伊達締め」も着崩れを防ぐアイテムで、腰紐を覆うように結んで安定させるために使用します。振袖と長襦袢に1本ずつ使用するので、合わせて2本必要になります。リーズナブルなゴム製や使い心地の良いポリエステル製、正絹製のものなどがあります。

6.前板(まえいた)

帯の下に締める「前板」は、帯の表面にハリを持たせることができるアイテムです。ベルトで引っ掛けて止めるタイプや、帯を巻く時に差し込むタイプがあります。

7.後板(うしろいた)

帯の背中側に入れて使用する帯板は「後板」と呼びます。前板とよく似ていますが、後板は一回り小さいサイズです。基本的に振袖の帯を華やかな飾り結びにする際に使用し、土台を整えます。

8.三重紐(さんじゅうひも)または四重紐(よんじゅうひも)

上記の後板と同じく、振袖の飾り結びに使うアイテムが「三重紐/四重紐」です。ゴム状の紐の一部が三重または四重になっています。帯の複雑な結びを手早く仕上げたり、型崩れを防いだりする役割があります。

9.補正パッド、タオルなど

振袖姿のシルエットを美しくするために、補正パッドやタオルを使用する場合もあります。和装では寸胴体型が美しいとされているので、ウエストや胸の凹凸を少なくするために使います。
振袖を着る人の体型や着付け方法によって、必要になるアイテムや枚数は異なります。

10.足袋(たび)

草履を履く場合は、指先が分かれている「足袋」が必須になります。自分の足に合っていない足袋は歩きにくいだけでなく足を痛めることもあるので、サイズ選びが大切です。フォーマルな装いとしては白足袋が一般的ですが、近年の成人式ではワンポイントの刺繍が入っているデザインや、色柄ものでも良いでしょう。
生地は、光沢感があり肌触りの良い絹製のものか、足袋を履き慣れない人ならストレッチ性のある化学繊維のものがおすすめです。ブーツの場合は靴下でも構いませんが、履物を脱いで上がるシーンが想定される場合は足袋にしておくのがベストです。

あるといいもの

必須ではありませんが、他にも成人式の振袖に合わせるといいアイテムがあります。

ショール

肩にかける「ショール」は成人式の定番アイテムです。寒い季節の防寒として使えるだけでなく、振袖ファッションの装飾品として着こなしに華やかさを生み出します。毛足の長いファータイプや、光沢感のあるベルベット、品の良いレースのものなど、さまざまなデザインがあります。

着物用ストッキング

防寒対策としては、「着物用ストッキング」もおすすめです。つま先が分かれていない通常のストッキングは足袋を履く時に困りますが、着物用ストッキングなら膝下から足首までなので、足捌きもスムーズです。

グローブなどのアクセサリー

近年では振袖コーディネートも多様化しているので、定番の着付けでは使用しないアクセサリーを合わせる楽しみ方も良いでしょう。グローブはその一つで、レース素材ならお嬢様テイストを、レザーならアーティスティックなイメージを醸し出すことができます。

まとめ


振袖に必要なアイテムはたくさんあり、それぞれに着付けを美しく見せる役割があります。振袖を自分で用意する人は、アイテムが揃っているかを事前に確認しておきましょう。

振袖のレンタルショップTAKAZENでは、着姿パーツから着付け用の小物まで、着付けに必要なアイテムをすべて揃えたセットを用意しています。自分で用意して頂くのは補正用のタオルだけなので、特別な準備は要りません。

TAKAZENが運営するオンラインストアFURISODE DOLLでも同様に、セット品をレンタルまたは購入頂くことができます。髪飾りや刺繍襟などのトレンドアイテムも単品レンタルが可能なので、自分らしいコーディネートを楽しむこともできますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

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