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成人式振袖・卒業式袴選びのお役立ちコラム

コラム2022/05/10

振袖と着物の違いって?成人式で振袖を着るなら覚えておきたいポイント

振袖 成人式

一般的に、卒業式では袴、成人式では振袖を着ますが、なぜ成人式では振袖を着るのかご存知でしょうか。そもそも着物と振袖、訪問着や袴などの違いがわからないという方もいるかもしれません。本記事では、着物と振袖の違いに加えて、他の着物との違いや成人式で振袖を着るときに覚えておきたいポイントなどをご紹介します。

振袖について知っておきたいポイント

「成人式には振袖を着る」という認識はあっても、振袖の意味や役割、種類について改めて知る機会は少ないのではないでしょうか。振袖について知っておきたい主なポイントを3つ解説します。

振袖は着物のひとつ

そもそも、着物とは和装の「着るもの」全般を指す言葉です。振袖はたくさんある着物の種類のひとつで、袖の下が長い形状のものを指します。「和服」や「呉服」といった表現もありますが、正式には、和服は綿で作られたもの、呉服は絹で作られたものを意味します。

一般的に振袖は未婚女性が着るもの

現代では「着物は特別な日に着る」というイメージが強いですが、かつては日常から冠婚葬祭まで、あらゆるシーンで着用されてきました。なかでも振袖は古来から未婚女性の第一礼装として位置付けられており、成人式や結婚式などの晴れの日に身につける習慣が現代でも残っているというわけです。
振袖の起源は江戸時代にさかのぼり、踊り子たちが愛情を表現するために袖を振ることから、袖の長いデザインになっていったと言われています。

袖の長さが3種類ある

振袖は訪問着などよりも袖が長いことが特徴です。訪問着の袖丈は49~53cmであるのに対し、振袖は75〜113cmほどとなっています。
さらに振袖の長さには3種類あり、小振袖、中振袖、大振袖の順で長くなります。長いほど格式が高いとされており、袖がくるぶしほどになる大振袖は結婚式の花嫁に、ふくらはぎあたりの中振袖は成人式に、膝あたりの小振袖は卒業式の袴スタイルに合わせるのが一般的です。

振袖と他の着物の違いは?

着物には、振袖以外にも留袖、訪問着、附下、小紋、色無地、袴といった種類があり、それぞれに格式と相応しいシーンがあります。
未婚女性の第一礼装が振袖であるのに対し、既婚女性の第一礼装は留袖になります。留袖は袖が短いだけでなく、色や柄も振袖より落ち着いたデザインになっています。
訪問着は準礼装〜略礼装の位置付けで、既婚・未婚を問わないフォーマルな着物です。華やかなパーティーや子どものお宮参りなどの行事、観劇など、さまざまなシーンで着用できます。
附下(つけさげ)は訪問着に次ぐ格の染めの着物です。模様が全体に入っている小紋や柄のない色無地は、普段着の位置付けです。
袴は小振袖に合わせて下半身に着用する着物で、男女問わず成人式や卒業式の定番スタイルにもなっています。

成人式で振袖を着るときに覚えておきたいこと

現代でも成人式には振袖を身につける方が大勢います。そんな成人式で振袖を着る場合に覚えておきたいことを2つご紹介します。

振袖の選び方

振袖を選ぶ際は身丈(みたけ)、裄丈(ゆきたけ)、袖丈(そでたけ)のサイズ感がポイントになります。着物の部位ごとのサイズを知っておけば、オンラインの商品情報からでもある程度自分の体型に合っているかを確認できます。
身丈とは、肩山から裾までの長さを指します。着丈と混同されることがありますが、着丈が着物を着たときの首の後ろの骨から裾までの長さであるのに対し、身丈は帯の中に隠れるおはしょりの部分も含まれます。
裄丈は、首の後ろの骨から肩の頂点を通って手首のくるぶしまでの長さのことで、腕を斜め45度に上げて測ります。
袖丈は、袖部分の上下の長さのことです。
親御さんから譲り受けた振袖やレンタル品といった仕立て上がっている振袖は、袖や裾の長さが自分の体型と合っていないことがあります。ぜひ、余裕を持って仕立て直しの準備をすることをおすすめします。

振袖を着るときに必要なもの

振袖の着付けには、振袖そのものだけでなくたくさんの小物が必要です。
まず、下着の上には、和装用のスリップと長襦袢(ながじゅばん)を着用します。そして長襦袢の襟部分に差し込む衿芯(えりしん)、長襦袢に縫い付けて襟元の汚れを防ぐ半衿(はんえり)、華やかな印象を加える重ね衿(かさねえり)は襟部分に欠かせない小物です。
帯部分には袋帯と帯の形を整える帯枕(おびまくら)、前板(まえいた)、後板(うしろいた)、三重紐(さんじゅうひも)、そして装飾の意味もある帯締め(おびじめ)、帯揚(おびあげ)があります。
着付けを整えるアイテムには、きものベルト、腰紐、和装ベルト、着付けベルト 、伊達締めなどがあります。さらに、バッグや草履、足袋、髪飾りなども必要です。
このように、見えない部分を整えたり、着こなしを飾ったりするアイテムで着付けをしていきます。振袖を選ぶだけではなく、小物を選ぶことも楽しみのひとつです。

成人式以外で振袖を着る機会はある?

振袖 袴
人生に一度の成人式のために、振袖を購入するか、レンタルするかは迷いどころです。せっかく機会があるのなら、成人式以外にも振袖で出かけてみることをおすすめします。

結婚式に招待されたとき

振袖は未婚女性の第一礼装なので、結婚式に招待されたときに着用できます。成人式とは違ってあくまで主役は花嫁なので、着こなしが過度に派手にならないように注意が必要です。成人式と同じ振袖でも、帯を落ち着いた結び方にしたり、重ね衿を控えたり、ヘアスタイルをシンプルにしたりするなどの配慮をしましょう。
振袖の華やかな雰囲気は結婚式場を明るくするので、きっと新郎新婦や親族も喜んでくれるでしょう。

卒業式

振袖に袴を合わせて着ると、卒業式の装いにぴったりです。
袖の短い小振袖の場合は袴と相性が良いので特におすすめです。あらかじめセット商品として取り扱っている場合も多いでしょう。成人式の振袖の定番である中振袖でも袴を合わせることができますが、低身長の方にはバランスが取りづらい組み合わせになってしまいます。ヒールのあるブーツを合わせて背を高く調整してみると良いでしょう。ただし袖の長い大振袖に袴を合わせるのはミスマッチなので注意してください。

初詣

お正月の初詣にも、ぜひ振袖を着て出かけてみてください。一年の始まりに、第一礼装で神様にお参りするのは、きっと心が引き締まります。参拝の道中の街歩きでも、いつもとは違う厳かで豪華な気分を味わうことができるでしょう。パートナーや友達と和装で合わせれば、日本ならではのお正月行事をさらに楽しめます。

パーティー

祝賀会や記念式典といった格式の高いパーティーに出る機会があるなら、ぜひ振袖で出席してみてください。洋装も素敵ですが、和装の上品な姿は注目を集めます。特に、海外の方が多いパーティーなら、皆さんに喜んでもらえるでしょう。
ただし、格式の高いパーティーに出席するなら振袖は第一礼装なのでマナー的に問題はありませんが、気軽なパーティーやちょっとしたお茶会には、振袖よりも次の格である準礼装の訪問着などをおすすめします。

まとめ

振袖
第一礼装である振袖は、色々な着物の種類のなかでも特別感のある着物です。その反面、成人式では多くの人が身につけるので、訪問着や留袖と違って「振袖だけは着たことがある」という人も多いでしょう。成人式は振袖を着る絶好の機会です。式典当日だけでなく、事前に撮影する日を設け、晴れの日の姿を残しておきましょう。振袖&袴レンタルショップ・スタジオのTAKAZENなら、WEBサイトやYouTube、InstagramなどのSNSで成人式の着こなしをたくさん掲載しているので、きっと参考にしていただけます。
振袖にはたくさんの小物が必要で、選び方次第でいかようにも雰囲気を変えることができる奥深いファッションです。ぜひ、成人式に振袖を着るだけではなく、卒業式や初詣など、何度も着る機会を見つけて、そのシーンごとに合った着こなし方をしてみてください。

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