
COLUMN
成人式振袖・卒業式袴選びのお役立ちコラム
コラム2023/10/03
白い袴で清楚orクール?卒業袴の人気コーデを要チェック!
卒業という人生の節目の衣装として、はじまりをイメージさせる真っ白な袴はぴったりです。また近年は淡色系ファッションが流行していることから、白い袴の着こなしが人気を集めています。今回は、同級生と被りにくい白い袴のコーディネートをご紹介します。
卒業袴に白を選ぶメリット
袴スタイルでは下半身に袴を、上半身に着物を着てコーディネートする形となり、メインとなる色の組み合わせによって着こなしの印象は大きく変わります。
ここでは、袴に白を選ぶことの主なメリットを見ていきましょう。
どんな色も合わせやすい
白は他のどんな色とも相性が良いといわれています。白はすべての色を反射する性質があり、組み合わせた色の色味を引き立てるとされているためです。
さらに、白との組み合わせで他の色を明るく見せたり、奥行きを演出したりすることもできます。例えばネイビーや紫などの沈んだような深い色味でも、白と組み合わせるとメリハリが生まれ、明るく華やかな印象のコーディネートになります。
顔色を明るく見せられる
これは、写真撮影の際に被写体を明るく照らす「レフ板」をイメージするとわかりやすいでしょう。
レフ版は白が光を反射する性質を活かした白いパネルのようなものですが、白い袴も同様に光を反射するため、レフ板のように顔色を明るくする効果が期待できます。近年のファッションでは淡色のくすみカラーが人気を集めており、そのような色に白い袴を組み合わせると、より輝くような明るい顔色を演出することができるでしょう。
人生の門出を演出
白という色は「はじまり」や「純粋」といったイメージをもちます。学生生活を終えて社会に出るタイミングである卒業式は、いわば人生の門出です。その記念すべき卒業の日に白い袴で出席すれば、背筋が伸びるようなフレッシュな気持ちになれるでしょう。
白は正装でも用いられる、フォーマルな色です。両親や教授などお世話になった人々への感謝の想いを込める意味でも、白い袴はおすすめだといえます。
白い袴のコーディネートの注意点
輝くような華やかさを印象付けることができる白い袴ですが、卒業式の袴として選ぶ場合にはいくつか注意点があります。
膨張して見える
白いアイテムを身に着けると膨張して見えるという点は、日頃のファッションにおいて意識をしている人も多いのではないでしょうか。これは白の持つ、すべての色を反射する性質が、光を拡散させて面積を広く見せてしまうためです。
そもそも袴はロングスカートのように表面積が広いので、白を選ぶとより膨らんだような印象を与えてしまうおそれがあります。膨張して見えるのをできるだけ抑えるには、上半身に引き締めカラーの濃い色を選んだり、スリットに差し色が入った縦のラインが生まれるような袴を選んだりといった工夫をすると良いでしょう。
汚れが目立ちやすい
白は汚れが目立ちやすい色です。袴は丈が足元まであるので、雨の日には裾の汚れに注意しましょう。特に、袴を履き慣れていない人は、普段と異なる振る舞いに戸惑って思わぬところで袴を汚してしまうこともあります。白い袴を身につけるなら、汚れないよう細部に気を使って振る舞う必要があるでしょう。
スピリチュアルなイメージがある
白い袴は、神主や巫女さんが身に着けるものというイメージをもつ人も少なくありません。このことから、白い袴はスピリチュアルな印象を与えることもあります。特に、上半身にも白い着物を選び、さらに小物に赤い色を組み合わせるスタイルの場合、よりスピリチュアルな雰囲気になる可能性があります。
スピリチュアルなイメージを避けつつ卒業式に白い袴を使うなら、ブーツやヘッドアクセなどの個性的なファッションアイテムを組み合わせるなど、バランスをとったコーディネートを考える必要があるでしょう。
人と被りにくい!白い袴コーディネートの8つのコツ
ここでは、卒業式におすすめの白い袴のコーディネートを8つご紹介します。自分らしく着こなすためにも、コーディネートのポイントとともにチェックしてみてくださいね。
色味を感じる白寄りのニュアンスカラーを選ぶ

真っ白ではなく少し色味を感じさせるニュアンスカラーの袴なら、白い袴の清楚なフレッシュ感を保ちながら、膨張色としての特徴を若干抑えることができます。
さらに足元の白いコサージュのような飾りや、襟元のリボン、レース、ウエストマークのファーなどの洋風のアイテムがトレンド感あふれる着こなしを演出しています。
ストライプなどの個性的な柄の着物を選ぶ

白系のシンプルな袴に個性をもたせたいなら、インパクトのある着物を合わせるのがおすすめです。
こちらのコーディネートでは、太いストライプと大きな椿柄という左右で異なるデザインの着物を合わせて、見る角度によって表情の変わるような大胆な着こなしにまとめています。色数を抑えているので、大人っぽい雰囲気になりたい人にもおすすめです。
着物の柄にこだわったワントーンコーデを選ぶ

明るい色のワントーンでまとめるスタイルは、近年、洋服においても人気のコーディネートです。白い袴にも白い着物を合わせることで、ワントーンコーデを楽しむことができます。
しかし、真っ白な無地の着物を合わせると、前述したように巫女さんのような印象になる可能性もあります。上半身の着物にさりげなく柄が入ったデザインを選ぶと、晴れの日の衣装としての華やかさもプラスできるためおすすめです。
ヒダに差し色が入ったデザインを選ぶ

白い袴の膨張して見えるという特徴を抑えたいなら、袴のヒダに色が入った差し色を効かせたデザインを選ぶという手もあります。
こちらのようなデザインなら、ヒダにビビッドな差し色が入っていて動くたびに縦ラインのアクセントが現れるため、横への広がり感を抑えることができるでしょう。さらに、上半身にハッキリした色柄を合わせれば視線を高い位置に集められ、スタイルアップ効果も期待できます。
白ベースの総柄の袴を選ぶ

こちらのデザインのような全面に柄が入った袴を選ぶと、他の人と差をつける個性的な着こなしになります。総柄のなかでも淡いニュアンスカラーのクラシカルな模様のものであれば、白のもつ上品なイメージもキープできるでしょう。
このような洋風のニュアンスをもった袴の場合、タイトなまとめ髪や白い足袋、草履といった純和風のテイストを組み合わせることで、和洋折衷のトレンド感のある着こなしになります。
レース生地をあしらった白袴を選ぶ

グレーに近い白はクールな印象を与えますが、レースをあしらった袴ならガーリーな気分を楽しむこともできます。ヒダの一部を上から下まで飾るレースにより縦ラインが強調されれば、膨張しがちな白い袴でも横への広がり感を抑えることができるでしょう。
レースの柔らかなディテールに合わせて髪型もウェーブのダウンスタイルにし、トータルコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ディテールにこだわったワントーンコーデを選ぶ

白い袴と白い着物のワントーンコーデでも、生地のディテールにこだわることでより個性的な着こなしになります。
こちらの袴は、柔らかな光沢のあるラインが縦に流れていて、静かにたゆたう水面のような優雅な雰囲気を感じさせるデザインとなっています。さらに、総レースの着物が軽やかさを演出していて、ゆるふわ女子にもぴったりな着こなしだといえるでしょう。
個性派レトロ系を取り入れてみる

こちらは、大正時代の女学生「ハイカラさん」のような個性派レトロ系の着物を、白い袴によって大人っぽく仕上げているコーディネートです。赤と緑といった反対色が用いられた着物に対して、袴の白が抜け感を生み出しています。大胆なデザインの着物の一部に袴と同色の白が入っているため全身の一体感も生まれ、絶妙なインパクトの着こなしとなっています。
まとめ
「はじまり」をイメージさせる白い袴を用いたコーディネートは、清楚系だけでなく、大胆にもアクティブにもアレンジすることができます。白い袴に魅力を感じていても「自分で組み合わせを考えるのが難しい」という人は、トータルコーディネートされたセット品を選んでみてはいかがでしょうか。
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